急増する海外バイナリーオプション業者の甘い誘惑にご注意を!
- 2015.05.08
- 2019.10.25
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- vop, バイナリーオプション, 海外業者

当サイトでは、度々『このバイナリーオプション業者の評判はどうですか?』と言ったご質問をいただきます。
そして、ご質問をいただく業者のほとんどは海外のバイナリーオプション業者です。
国内の業者は、規制が入った事で30秒や1分等の満期時間までの短い取引したい方はどうしても海外の業者で取引をせざる終えません。
海外のバイナリーオプション業者は、様々なサイトで、持ち上げられていることもあり気になっている方もおられるでしょうから、私の知る情報を1度まとめてみたいと思います。
今回、取り上げる業者は、●24Option (24オプション)●Sonic Option (ソニックオプション)●Trade200 (トレード200)●VOP (ブイオプ)●Binary Lite(バイナリーライト)●SmartOption (スマートオプション)●Trand Option (トレンドオプション)●TradeRush(トレードラッシュ)。
オプション99に付きましては、以前に別記事にてレビューをしていますので、【オプション99(option99)必連勝方法はあるのか?】をご覧下さい。
24Option (24オプション)
24OPTION.COMのホームページの最下部にこのような記載がされています。
24OPTION.COMは、RODELER LIMITED社のブランドであり、RODELER LIMITED社が運営、管理しております。RODELER LIMITED社は、金融サービス会社として、キプロスで登録 (HE312820)され、キプロス証券取引管理委員会によって認可(認可番号207/13)、および規制を受けております。RODELER LIMITED社の住所は、39 KOLONAKIOU STREET, AYIOS ATHANASIOS, LIMASSOL CY-4103 です。
しかし問い合わせ電話番号は、『+81 3 4520 9224』となっています。電話番号の先頭のは『+81』は、日本の国番号で東京の電話番号と思われます。住所は海外なのに、問い合わせは国内?おかしいですよね。
2度に渡る警告を受けている
更に、24オプションは関東財務局から違法な無登録業者として警告されています。
上段の警告は平成24年6月付けで会社の名称が247 Holdings Group Ltd.カッコ付けで24optionと明記されています。
会社の所在地はLevel17 Dashwood House Old Broad Street, London EC2M IQS UK。つまり、イギリスのロンドンです。そして、下段の警告書は、平成26年6月付けで発行されており、会社の所在地は、39 KOLONAKIOU STREET, AYIOS ATHANASIOS, LIMASSOL CY-4103でホームページ記載の住所と同じです。警告書にはこのような記載がされています。
代表者等の氏名は「不明」。 当該業者が運営するサービス名は「24option.com(24option)」であり、平成24年6月14日付で警告を行った「247 Holdings Group Ltd.」と同一である。当該業者は、日本語ホームページのほか、「特別な情報を教える」との電話による勧誘を行っており、他業者のセミナー等で当該業者への口座開設を強要される、口座開設後は根拠のない理由により出金に応じないとの情報が寄せられている。
2度も警告を受ける程の業者ですし、1度目の警告を受けてか、会社の所在地が変わるどころか、別の国に移動しているのも不安です。
また、カナダのコロンビア州金融局からも2013年に警告が出ています。
http://www.bcsc.bc.ca/Enforcement/Investment_Caution_List/24option_com/
Sonic Option (ソニックオプション) Trade200 (トレード200)
Sonic Option (ソニックオプション)とTrade200 (トレード200)は、運営元が、K2 Ventures Limitedで会社の所在地が同じであることから、同じグループです。
住所は、Babrow Building The Valley Anguilla British West Indiesと表記されていますが、Sonic Option (ソニックオプション)の日本語版のホームページには、代表者氏名や電話番号の表記はありません。
英語版のホームページには、電話番号が+632 511 1524と表記されていますが、住所は西インド諸島アンギラ(イギリス領)に対して、電話番号の+63はフィリピンの国番号で、一致しません。西インド諸島アンギラの国番号は、「+1-264」です。
Trade200 (トレード200)は、所在地がSonic Option (ソニックオプション)と同じ住所で、同じく代表者氏名や電話番号の表記はありません。こちらは、英語版のホームページにも電話番号の表記はありません。
運営元が関東財務局から警告
この二つの運営元である『K2 Ventures Limited』も関東財務局から違法業者の警告が出ていますので、注意が必要です。
http://kantou.mof.go.jp/rizai/pagekthp032000333.html
VOP (ブイオプ) Binary Lite (バイナリーライト)
VOP (ブイオプ)とBinary Lite (バイナリーライト)も所在地が同一であることから、同じグループと思われます。特に最近は、VOP (ブイオプ) の勢いがあり、2chでもスレッドが立てられていますが、恐らくBinary Lite (バイナリーライト)の評判が悪いことから、新規に立ち上げたのではないかと思います。
それぞれのホームページを確認すると、運営元はVOP (ブイオプ)が、『ANGEL TRUMPETSCORPORATION LTD』、Binary Lite (バイナリーライト)が『PETROA VIERA CORPORATION LTD』と表記されていますので同一に見えませんが、所在地が『145-157, St John Street, London, England, EC1V 4PW』で一緒です。
バーチャルオフィスの為、実態がわからない
試しに『145-157, St John Street, London, England, EC1V 4PW』という住所をgoogleやyahoo!等で検索してみて下さい。出会い系や悪質有料サイトと同じ住所です。
このことからも、恐らく二つの業者は、バーチャルオフィスと言われる住所だけを提供し、郵便の受け取り等のみを代行して行う会社の住所でしょう。もしこの住所を訪ねても、会社の本体は無く、実態のわからない業者ですので、非常に危険だと言えます。
そして、VOP (ブイオプ) 、Binary Lite (バイナリーライト)のどちらにも関東財務局から警告が出ています。
http://kantou.mof.go.jp/rizai/pagekthp032000330.html
http://kantou.mof.go.jp/rizai/pagekthp032000335.html
SmartOption (スマートオプション)
SmartOption (スマートオプション)は、先に紹介しました24Option (24オプション)同様にキプロスを所在地とし、問合せ電話番号は日本国内。
その日本国内の住所は表記はありません。
ホームページで確認しますと、
会社名 : Chatter Box LTD. (Billing company: ChargeXP Investment Ltd.)
設立日 : 2009年9月
住所 : Tassou Papadopoulou 6, P.C.2373
Nicosia, Cyprus
電話 : 東京(03)-4520-8949
Eメール :[email protected]
事業内容 :・ 金融取引システムの開発・販売・ 金融系ウェブサイトの企画・構築・運営・ バイナリーオプションプラットフォームの開発、サービス提供
キプロス証券取引委員会 登録番号 170/12
と表記されています。
恐らく、日本人のみを対象に設立されたバイナリーオプション業者と思われます。
国内に拠点を置くと国内の規制に掛かる為、海外に拠点を置き規制を受けないようにしているのでしょう。
事実、SmartOption (スマートオプション)のホームページは、日本語版しかなく、URLが『http://www.smartoption.jp』で『.jp』という部分はトップレベルドメインと言います。
当サイトのURLは、
『https://www.freestyle2.net』で、『.net』がトップレベルドメインとなります。
『.jp』というトップレベルドメインを取得するには、日本に住所を有する団体、組織、個人である必要が有り、登録の際にこれらの証明を提出する必要があります。
『.jp』のトップレベルドメインを取得できていることから、間違いなく日本国内に何らかの拠点があるはずです。
それを公表できないところを見ると、何か公表できない理由があると想像するのは、私だけでしょうか?
所在も実態も不明
所在地がキプロス、問い合わせ電話番号は東京という情報以外に、SmartOption (スマートオプション)に関する情報はありません。代表者も不明です。
何かトラブルがあった時に会社の実態が不明では対応のしようがありません。
『Tassou Papadopoulou 6, P.C.2373 Nicosia, Cyprus』という住所を調べても出てきません。もしかすると、この住所自体が架空の住所かも知れません。この業者も関東財務局から警告を受けています。
http://kantou.mof.go.jp/content/000005686.pdf
Trand Option (トレンドオプション)
Trand Option (トレンドオプション)のホームページで見ると、
商号: ENTSERV ASIA LTD.
所在地: Akara Bldg., 24 De Castro Street, Wickhams Cay 1, Road Town, Tortola, British Virgin Islands
連絡先: [email protected]
設立年月日: 2011年7月4日
と表記されています。代表者と電話番号の確認は出来ません。
そして、所在地である『Akara Bldg., 24 DeCastro Street, Wickhams Cay 1, Road Town,Tortola, British Virgin Islands』は、検索すると他にも怪しげな会社がたくさん出てきます。
ペーパーカンパニーで実態は不明です。
また、電話番号の記載もないことから、とても信頼してお金を預けられる業者では無いと判断できます。
また、例に漏れず関東財務局からの警告も出ています。
http://kantou.mof.go.jp/rizai/pagekthp032000338.html
TradeRush (トレードラッシュ)
TradeRush (トレードラッシュ)の日本語サイトには住所やメールアドレス、経営者情報の表記がありまそん。
この時点でとても信頼できる業者には思えませんね。
英語サイトには、『1A, Arcade House Temple Fortune, London NW11 7TL』 という住所が記載されていますが、検索されるとお分かりいただけますが、この他にもたくさんのバイナリーオプション業者がこの住所で活動しています。恐らく、住所だけ貸し出してもらい、実態は不明なペーパーカンパニーだと想像できます。
警告を受けて住所を移転か?
TradeRush (トレードラッシュ)も関東財務局より警告を受けています。
http://kantou.mof.go.jp/rizai/pagekthp032000180.html
しかし、警告を受けた際の住所は、『#25 Mason Complex, Stoney Ground , P.O. Box 193 , Stoney Ground The Valley, British Anguilla』と現在とは違う住所に存在していました。
また、現在の運営元は、MarblestonePartners LTDに対して、警告を受けた当時の運営元は、TradeRush-GBM Ventures Ltd。
本拠というのは、そうそう簡単に変わるものではありませんし、運営元も変わっていることから、信用のおける業者ではないと判断します。
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