トレンドストライクFX【検証・評価】
- 2015.03.01
- 2019.10.22
- FX商材【 検証・評価 】
- クロスリテイング株式会社, スイングトレード, トレンドストライク, パラボリック, 移動平均線, 裁量トレード, 要注意, 順張り

今回ご紹介する商材は、クロスリテイリング株式会社が販売するトレンドストライクFXです。
クロスリテイリング株式会社のFX商材は、当サイトでも幾つか取り上げていますが、正直あまり良い印象は持っていないといったところです。
新作のトレンドストライクFXが購入価値のある商材なのか検証と評価を行います。
【クロスリテイリング株式会社関連記事】
トレンドストライクFX 商品情報 
商材名: トレンド・ストライクFX
販売者: クロスリテイリング株式会社
返金保証: 無し
販売価格: 29,800円
販売ページ: 販売ページはこちら ※販売中止
トレンドストライクFX 概要
トレンドストライクFXは(トレストFX)の販売ページから見て取れる特徴としまして、
- 6年連続8,000pips以上の驚異的な実績!
- 相場の絶対王者、ヘッジファンドの手法を乗っ取る!
- テクニカルとファンダメンタルを融合させ、より確実性の高いトレードを実現
- FX初心者でも扱えるようなシンプルな手法
- 資金管理とマインドにも重点を置いてる
といった所です。
トレードは4時間足を使用して、移動平均線とパラボリックを表示させて、エントリーと決済を行います。
推奨通貨ペアは、EUR/USD、GBP/JPY、GBP/USD、AUD/USD。
トレンドストライクFXに興味のある方は、特に6年連続8,000pips以上獲得している点とヘッジファンドの手法ということに惹かれていると思いますので、この辺りを重点的に検証して行きます。
トレンドストライクFXは本当に6年連続8,000pips以上獲得しているのか?
トレンドストライクFXの販売ページを見ると、まず飛び込んで来るのが『6年連続8,000pips以上獲得』という文字。
これが、本当なら相当凄い事です。
8,000pips獲得しようと思うと、一ヶ月のトレード可能日数を20日とすると、1日あたり約33pips、一ヶ月あたり約667pips獲得する必要があります。かなり至難の技ですね。
トレンドストライクFXの手法が本当に6年連続で8,000pips以上獲得しているのか?ということですが、販売ページには根拠となる証拠は一切掲載されていません。
僅か数日の取引明細ではなく、証券会社のストラテジーデータや『年間損益報告書』のようなものを掲載して貰えると良いのですが…
裏付けとなる年間損益等の証拠データを提示できないのか?
ここからはあくまで私の見解なのですが、トレンドストライクFXに限らず、『年間◯◯pips獲得!』という商材はたくさん販売されています。
FXトレーダーを惹きつけるには、1番わかりやすい誘い文句ですからね。
しかし、その商材のほとんどで獲得pipsの裏付けとなるデータは提示されていません。そして、トレンド・ストライクFXと同じように数日間の取引明細のみを掲載しています。
何故、年間獲得pipsを大々的に謳っているのに、それを掲載せず数日間のトレード結果だけなのか?
実際はそれほど獲得していないからではないでしょうか?
言ってみれば、提示できる証拠やデータがないのです。僅か数日であれば、上手く立ち回れることもありますので、それを掲載してしまえばよいのです。
或いは、【 FX商材、バイナリーオプション商材の成績改ざんについて 】でも書きました通り、改ざんした成績を掲載しているのかもしれません。
しかし、年間損益となると改ざんは非常に難しいです。それは、税金が関係してくるからです。
トレンドストライクFXのように年間8,000pipsの損益報告書を掲載しているとなると、もし、税務署関係がこれを知ってしまえば、間違いなく調査するでしょう。
その成績に見合った税金を納めていれば問題はありません。しかし、納めていない場合。
実際には得ていない金額分の税金の徴収、若しくは損益報告書が改ざんの場合は、詐欺で立件。このような事が想定されます。
ですから、本当に販売ページで謳う通りの結果を出しているなら、税金もしっかりと納めているでしょうから掲載することも可能ですが、結果を出していないから本当の年間損益も、改ざんした年間損益も掲示できないのではないかと私は推測します。
またトレンド・ストライクFXは裁量商材のようですが、販売ページ掲載のチャート画像は、3桁のpipsを獲得したように書かれていますが、本当にこのタイミングでエントリーと決済をしたのかは、販売ページを見る誰もが分かりません。
ヘッジファンドとは?
トレンドストライクFXは、ヘッジファンドの手法をコピーということなのですが、ヘッジファンドと聞いてあなたはどの様な印象をお持ちでしょうか?
- プロの投資集団?
- 相場を操る集団?
- 常勝軍団?
様々ではあると思いますが、少なくとも『相場に強い』というニュアンスのイメージをお持ちだと思います。
ヘッジファンド(英語: hedge fund)は、代替投資の一つ。通常は私募によって機関投資家や富裕層などから私的に大規模な資金を集め、金融派生商品などを活用した様々な手法で運用するファンドのこと。
公募によって一般から広く小口の資金を集めて大規模なファンドを形成することを目指す通常の投資信託とは、私募である点が異なる。
購入方法には、機関投資家が証券会社を経由してストラクチャーを組んで投資する方法と、個人投資家が投資助言会社を経由して直接運用会社の提供する商品に投資する方法とがある。
出典:wikipadia
簡単に言うと、ある特定のお金持ちから集めた資金を、各ヘッジファンド独自の投資手法によって運用して利益を出し、利益の一部を資金を出してくれた投資家に還元するというものです。
【関連記事】
トレンドストライクFXはヘッジファンドの手法をコピー
ヘッジファンドがどういうものかだいたいお分かりいただけたと思います。
そして、トレンドストライクFXはそのヘッジファンドの手法をコピーし、テクニカルとファンダメンタルを融合し、より確実性の高いトレード手法ということなのです。
しかし、一言でヘッジファンドと言いましても、ヘッジファンドはたくさん存在しますし、その団体によって手法も様々です。
皆が皆同じトレード法はしていないということです。そして、ヘッジファンドは決して常勝軍団ではありません。
ヘッジファンドの成績は市場平均以下
ヘッジファンドについて、興味深い記事がありましたのでご紹介します。
金融市場で存在感を誇るヘッジファンドの不振が続いている。2012年の投資収益率は約6%と、米国株の市場平均の上昇率(約13%高)の半分以下にとどまった。日米欧の金融緩和や、米国の「財政の崖」問題などに伴う変化を読み切れなかったのが原因だ。高い収益を求めてファンドに振り向ける資金を増やしてきた年金基金の思惑も外れ、予定利回りの引き下げなど対応を迫られている。
出典:日本経済新聞
ヘッジファンドの運用成績が市場平均に届かないのは、09年から4年連続となるそうです。
このことからも、ヘッジファンドは常勝軍団でも、相場の絶対的王者ではないと言えます。
ヘッジファンドの手法と聞くと、【勝てる手法】のように思えますが、必ずしもヘッジファンドの手法は勝てるものでは無いと言うことを頭に入れておいて下さい。
ですから、トレンドストライクFXがヘッジファンドの手法をコピーと言っても、それが勝てるという保証は一切ありません。
また、ヘッジファンドの手法にテクニカルとファンダメンタルを融合させ、より確実性の高いトレードを実現と言いましても、そういった改良でより確実性が増すなら、勝ちに貪欲なヘッジファンドですからとうにヘッジファンド側が取り入れているはずなのではないかと思うのは私だけでしょうか?
トレンドストライクFX 評価
トレンドストライクFXは、クロスリテイリング株式会社販売のFX商材ですので、特典の【トレンドストライクFX メンバー専用のシークレットメルマガ】に登録すると、間違いなく新商材の先行販売オファーやバックエンド商材の売り込みが来ることが予想されます。
また、トレンドストライクFXに限らず、クロスリテイリング株式会社の商材は、販売ページにトレード手法の詳細は一切書かれておらず、相場に対して優位性のある手法なのかどうかというのは、購入してみないとわからないのです。
ただ、4時間足のスイングトレードは、相場のノイズもさほど気にならず、FX初心者でも利益を上げやすいトレード手法です。
そういった意味では、トレンドストライクFXのロジックやボラリティ次第で一回のエントリーで、大きな利を獲得することも可能だと思います。
ですが、トレンドストライクFXは29,800円。
この値段を出して、4時間足のスイングトレードの裁量を学ぶなら、私は【ぷーさん式トレンドフォロー手法 輝】をオススメします。
価格も10,000円と比較的安価で販売されていますが、4時間足のスイングトレードを学ぶ上では濃い内容となっています。
【ぷーさん式トレンドフォロー手法 輝 関連記事】
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