ZERO DRIVE FX【検証・評価】
- 2015.01.09
- FX商材【 検証・評価 】
- ZERO DRIVE FX, インジケーター, シグナルツール, トレンドフォロー, 要注意

販売ページでリアルタイムのシグナルを掲載しているZERO DRIVE FX。購入前に相場に対しての優位性を確認できる点は評価できますが、果たして購入価値があるのか?というところを検証していきます。
ZERO DRIVE FX・商品情報
商材名: ZERO DRIVE FX
販売者: 稲澤俊彦・武田レオ
返金保証: 有り
販売価格: 29,800円
販売ページ: ZERO DRIVE FX販売ページはこちら ※販売終了
ZERO DRIVE FX概要
ZERO DRIVE FXは、MT4上に表示させるシグナル点灯のインジゲーターです。
販売ページには、『今なら先行者限定販売キャンペーン中につき』ということで、69,800円⇨49,800円⇨29,800円ということで販売されていますが、恐らく値上げされることはありませんので、焦って購入する必要は無いかと思います。
熟考された上、購入の要否のご判断をしてください。
販売者の稲澤俊彦という方は、過去には
- 暴落破壊投資術NEO
- 塚澤投資塾
- ドリームゲートプロフェッショナル
- ドリームゲートバイナリー
- ドリームゲートFX
というFX商材やバイナリーオプション商材を販売しています。
そして、販売ページ中にも出てくる武田レオという方は、色々調べて見たのですが、まったく情報がなく、素性はわかりません。トレーダーなのか、エンジニアなのか…
ZERO DRIVE FXは、シグナル点灯インジゲーターとお伝えしましたが、販売ページ上でリアルタイムのシグナルを確認することができます。
購入前に、自身のトレード可能時間に合わせて、デモトレード等を行うことで、ZERO DRIVE FXの良し悪しを判断でき、相場に対しての優位性を確認できますので、こういった販売者の姿勢は高く評価すべきだと思います。
と同時に、最近のFX商材、バイナリーオプション商材は、過去のわずかな期間の損益、自作の成績表を販売ページに掲載し、『こんなにも良い成績です』と言い切ります。中には、成績は一切乗せていない商材もあるほどです。
高い価格で販売しているにも関わらず、私達ユーザー側は、どうやってその商材の優位性、再現性を確認しろと言うのでしょうか?そう考えると、ZERO DRIVE FXの販売者の姿勢は、本来あるべき姿ですね。
推奨の通貨ペアと時間足
ZERO DRIVE FX推奨の通貨ペアは、USD/JPY、EUR/JPY、GBP/JPY、EUR/USD、GBP/USD、EUR/GBPとなっています。
時間足は、基本は5分足・30分足での利用が推奨されていますが、その他の時間足でも利用可能とのことです。
ZERO DRIVE FXのトレード方法は?
ZERO DRIVE FXのロジックはトレンドフォローとなっています。販売ページの解説動画を見る限り、基本的には矢印サインに従ってトレードを行うようですが、チャート上のシグナルと中段、下段に表示されているオリジナル指標でフィルターを掛けトレード判断を行うことを販売者は推奨しています。
上記は公開中のシグナルのキャプチャですが、見事に騙しに掛かってドテンを繰り返しています。
【トレンドとレンジが切り替わるタイミングすらも知ることができる画期的なシステム】と書かれていますが、結局のところ『行ってこい』状態には強いですが、騙しに掛かかってしまっていますね。
一応の注意点ですが、販売ページに掲載されているチャートの黄色と赤のロウソク足は、値のロウソク足ではなく、インジゲーターの指標です。赤と青の塗りつぶされていない物が値のロウソク足です。
ストラテジーテストデータを鵜呑みにしてはいけない
販売ページには、2013年1月1日から2014年4月12日までの、取引データが掲載されています。
販売者自身、ZERO DRIVE FXのEA化は推奨されていませんが、このデータはEA化し、単純に矢印サインに従った結果となっています。
資産曲線が綺麗な右肩上がりで、年利30%を超える結果ですので、一見素晴らしいインジゲーターのように思えます。
しかし、この時期はまだ記憶にも新しいですが、アメリカの景気回復、アベノミクス、日銀の追加緩和等々あり、一方的に円安相場でした。1ドル=80円ほどの相場が、110円前後まで達したのですからね。
このトレンドに合わせて、カーブフィッティング(最適化)すれば、これくらいの利益は出せるでしょう。2011年から2013年は1ドル75円から85円前後のレンジ相場でしたから、このあたりの成績も出していただきたいですね。
販売ページにこう書かれています。
去年は、1年間上昇をする相場でしたから、結果論でシステムを作れば簡単にもっと利益を出したと見せかける事も出来るでしょう。
しかし、それでは実践で勝つ事など夢のまた夢です。
テストでは、調子の良かったシステムがイキナリ負けだすのは、これが原因です。
つまり、過去の一定期間だけに焦点をあてているので、その他の相場では全く通用しないのです。
ZERODRIVEは利益は大きく、損失は小さく。その他の実践で、勝てないシステムと一緒にしてほしくない。
その過去の一定期間の成績を否定しているにも関わらず、提示している成績がその過去の一定期間とはどういうことでしょうか??
FX DRIVE FXの優位性は不明
ZERO DRIVE FXを使った実績は、ストラテジーテスト以外どこにも公開されていません。
リアルタイムでシグナルを公開されていることは評価できても、このインジゲーターが相場に対してどれだけ優位性があるのかは不透明です。
もっと長い期間の成績も欲しいですし、今はmy fx bookでフォワード成績も公開できるのですから、そういったもので優位性を示して欲しいですね。
結局のところ、運用してみないとわからないということになってしまいますので、ZERO DRIVE FXを買うか買わないかがギャンブルの様になってしまいます。
投資の格言に『頭と尻尾はくれてやれ』という言葉がありますが、この商材のウリである各種指標をトレードの補助として、自身で手法を身に付けるとお思いの方には良いのかも知れません。
例えば、トレンドの発生を確認してから、押し目や戻りを狙う方法です。格言の通り頭をくれてやることになりますが、その部分、精度の高いトレードが実現するのではないでしょうか?
相場の転換点を狙うのは、相当難しく、騙しに掛かってしまう可能性が大きいです。あなたがもし、精度の高いシグナルツールをお探しなら、私は迷わずドラゴンストラテジーFXをおすすめします。
ZERO DRIVE FXと同様、トレンドフォローのシグナル点灯ツールですが、トレンドの転換点ではなく、トレンド確認後の押し目や戻りでシグナルを出すので、騙しに掛かりにくく、精度の高いトレードを実現するインジゲーターとなっています。
シグナルツール 関連記事
-
前の記事
ホワイトブルFXシステム完全版【検証と評価】 2015.01.04
-
次の記事
ドラゴンストラテジーFX(ドラストFX)1分スキャル【検証・評価】 2015.01.13