パーフェクトオーダー とは?メリットとトレードの注意点

パーフェクトオーダー とは?メリットとトレードの注意点

この記事では、 パーフェクトオーダー について解説します。

テクニカル分析の主役とも言える移動平均線。この移動平均線を活かすために覚えておきたい形がパーフェクトオーダーです。

このパーフェクトオーダーという形を実際のトレードの中で意識して見るだけで、これまでのチャート分析とは違った結果が見えて来るかもしれません。

  • 移動平均線で相場を分析したい
  • なかなかトレンドに乗れない
  • 利確が早くなかなか利益が伸びない
  • パーフェクトオーダーとは何?

もし、あなたが上記に当てはまるなら、このまま記事をお読みいただければと思います。

パーフェクトオーダー とは?

まずは、パーフェクトオーダーとは何か?と言うとこで、基本的な事からご説明していきます。

パーフェクトオーダーによりトレンドが分かる

パーフェクトオーダーというのは、「期間の異なる移動平均線が順に並んだ状態」を指して言います。

買いの パーフェクトオーダー
買いのパーフェクトオーダー

上記は、上昇トレンドでのパーフェクトオーダーです。

上から短期>中期>長期の順に移動平均線が並んでいます。

白の○印の部分で、パーフェクトオーダーが成立しています。

このチャート状態から読み取れることは、上昇トレンドが発生する可能性が高いと言う事。そして、その後の相場を見ると、見事に上昇しています。

パーフェクトオーダーが成立した時点でエントリーをすると、大きな利益を獲得する事ができたかもしれません。

このパーフェクトオーダーがなぜトレンドの発生を示唆するかと言うと、短期の移動平均線は少ないローソク足の状況を反映しているのに対して、中期の移動平均線は、それよりも多い本数のローソク足を反映、長期足はさらに多い本数のローソク足を反映させています。

例えば、移動平均線の期間を”5”としたなら、直近5本分のローソク足の状況が反映されているという訳です。

“15”であれば直近15本分のローソク足を反映させているという具合です。

つまり、短い移動平均線ほど現状の相場に対しての感度が高く、長い移動平均線ほど相場に対して感度が鈍いと言えます。

短期>中期>長期の順に反応を示すので、上昇トレンドが発生すると、上から順に短期>中期>長期と移動平均線が並ぶことになるのです。

売りの パーフェクトオーダー
売りのパーフェクトオーダー

上記は、下降トレンドでのパーフェクトオーダーです。

上昇トレンドのパーフェクトオーダーとは逆で上から長期>中期>短期の順に移動平均線が並んでいます。

考え方としては、上昇トレンドでのパーフェクトオーダーと反対です。

パーフェクトオーダーで相場を分析するメリット

上昇トレンドのパーフェクトオーダー、下降トレンドのパーフェクトオーダー共に、移動平均線が並ぶ順番を意識するだけで、現状の相場の環境認識を行える事はメリットの1つです。

買いで仕掛けるのか、それとも売りで仕掛けるのかと言ったトレードのシナリオを描くには、まずは環境認識が非常に重要になってきますので、パーフェクトオーダーを見つける事で容易に相場状態を把握する事ができます。

パーフェクトオーダーからのトレンドフォローで利益を伸ばす

トレンドフォロー手法は王道と言われている手法です。

文字通り、相場のトレンドに同調する形で仕掛ける手法です。

上昇トレンドなら「買い」、下降トレンドなら「売り」でエントリーします。

トレンドは、どこまで続くのかはその時の相場状況によりますが、乗ったトレンドが強ければ強いほど、大きな利益を得られる可能性は高まります。

トレードの基本は、「損小利大」ですが、まさにそれを実現できるのが、トレンドフォローなのです。

トレンドの発生をいち早く察知し、波に乗ることが大きな利益を生み出すポイントになるのですが、それはどうすれば良いか?となると、パーフェクトオーダーで、トレンドの発生を発見するということに繋がって来ます。

パーフェクトオーダーは、仕掛けにおいて多くのトレーダーに意識されやすいポイントの1つです。

相場は多数の方向に動きますので、意識されるということはよりその方向に動く可能性が高いです。

トレードの中でパーフェクトオーダーを意識するだけでも、相場の見え方が変わって来ると思います。

パーフェクトオーダーを狙う時に気を付けるべき3つの事

パーフェクトオーダーの発生は、トレンドに乗るチャンスであり、意識するべきポイントであると伝えましたが、パーフェクトオーダー状態にあるからと言って必ずしも、トレンドが伸びる、チャンスをものにできるとは限りません。

ここからは、パーフェクトオーダーを狙う時に気を付けるべき3つの事についてご説明します。

パーフェクトオーダー状態を確認してからエントリーする

パーフェクトオーダーを意識するあまり、まだパーフェクトオーダー状態になっていないにも関わらず、移動平均線の角度等から「なるだろう」と決め付けて先走ってエントリーを仕掛けるのは危険です。

そう言ったポイントには得てして「罠」が仕掛けられている事があり、騙しに掛かる可能性があります。

しっかりとパーフェクトオーダーの確定を待ってからエントリーする様に心がけてください。

移動平均線の角度も合わせて確認する

相場の7割はレンジ相場と言われています。それほど頻繁にトレンドが発生する訳では無いと言うことです。

ボラティリティが少なくレンジ相場状態にある時にも、パーフェクトオーダー状態になる時もあります。

しかし、単純にパーフェクトオーダー状態にあるからと、トレードしてしまうと失敗する可能性がありますのて、失敗しない為には、移動平均線の角度も合わせて確認して欲しいと思います。

水平ラインやトレンドライン、チャートパターンや長い時間軸の方向性等々を確認し、違った切り口から相場を分析することも加えてパーフェクトオーダーを狙ってください。

「頭と尻尾はくれてやれ」と思う事も大事

投資の世界には、「頭と尻尾はくれてやれ」と言う格言があります。

相場の神様と呼ばれ、江戸時代に米相場で大きく儲けた本間宗久氏が生んだ言葉です。百戦百勝したといわれる彼の残した言葉は、現在に至るまで相場格言として引き継がれています。

頭は相場の天井を表現し、尻尾は相場の底を意味します。

トレンドの天底がハマれば、大きな利益を生み出せますが、相場は、どこに「騙し」が潜んでいるかわかりませんので、天井と底は誰かにくれてやるくらいの気持ちが必要だと言う意味です。

パーフェクトオーダーに照らし合わせると、移動平均線がパーフェクトオーダーの形を成すのは、トレンドが発生する前ではなく、発生してからとなります。

頭も尻尾も取ってやる!の気持ちはもちろん大切ですし、取れるくらいの手法が発明できれば良いですが、トレンドというのはいつ何時発生するかわかりません。

欲張って天底を捉えようとすると、失敗する可能性が高いので注意が必要です。

パーフェクトオーダーを狙う時に最適な移動平均線の本数、期間は?

パーフェクトオーダーとは、移動平均線が上から短期>中期>長期(下降トレンドでは逆)の順に並ぶ状態を指して言われますが、移動平均線の本数、期間はどれが良いのでしょうか?

移動平均線の本数は?

短期・中期・長期と言っていますが、果たして移動平均線の本数は3本で良いのでしょうか?

下記は同じ時間のチャートで3本と5本を並べてどのようになるか確認した図です。

移動平均線3本の パーフェクトオーダー

移動平均線5本の パーフェクトオーダー

赤色部分はパーフェクトオーダーが成立している期間を表しています。

一目瞭然ですが、本数が多くなるとパーフェクトオーダーが成立するのが遅くなり、仕掛けが遅れ利益を逃す事になってしまいます。

この時はたまたまトレンドが長く続いたので、5本の移動平均線がパーフェクトオーダーを形成してからもトレンドに乗ることができましたが、中にはパーフェクトオーダーの成立時にはトレンドが終了している可能性もあります。

では、3本の方が良いのか?となりますが、またそれもはっきりと良いとは言えません。

やはり精度が悪くなり、ダマシに掛かる可能性があるためです。

移動平均線の期間設定は?

次に移動平均線の期間設定です。

短期,中期・長期と言うけれども、それぞれの期間設定については、これといった決まりは無くはっきり言ってしまうと曖昧な部分です。

パーフェクトオーダーに興味がある人は、色々なサイトでパーフェクトオーダーについて調べた事があるでしょうが、

「短期は20、中期は40、長期は100」と言っているサイトもあれば、「短期は50、中期は100、長期は150」と言うサイトもあります。

答えを導き出せないところにヤキモキすると思うのですが、どれが不正解というのは無く、ある意味どのサイトの期間設定も正解なのです。

要は短期、中期、長期のバランスが大切だと言うことです。

短期を20、中期を25、長期を30というのは、設定幅が狭く、バランスが良いとは言えません。短期を50に設定したなら、中期はその倍の100、長期も倍の200というのはバランスが良いと言えます。

このように、パーフェクトオーダーを狙うための移動平均線は、定められた期間はありませんが、短期・中期・長期とバランス良く組み合わせれば、セットアップとしては問題ありません。

あとは、違った切り口から相場を分析して、精度を高めて行く事になります。

トレードの相場分析にパーフェクトオーダーを組み込む為に

パーフェクトオーダーは、トレンドを掴むのに非常に有効な指標の1つだと思っています。

しかしながら、パーフェクトオーダーは決して万能な指標ではなく、仕掛けの根拠の1つの目安として捉える必要があります。

プラスアルファの分析が必要

移動平均線のゴールデンクロス、デッドクロスはトレンドが発生する1つの目安として認識されています。

パーフェクトオーダーが成立するには、移動平均線の順番の入れ替わりが必要ですので、ゴールデンクロス若しくはデッドクロスが必ず発生します。

パーフェクトオーダーの成立時からトレンドを捉えるには、そのゴールデンクロスやデッドクロスが狙い目になるのですが、トレードの根拠をパーフェクトオーダーのみにするのは危険です。

マルチタイムフレーム分析で長い時間軸の方向性はどうなのか?今後もトレンドはしばらく続きそうなのか?と言った別の角度からの分析が必要であり、それら条件を満たしている時のみエントリーするべきです。

必ず損切りを設定する

パーフェクトオーダー+別視点からの分析で条件を満たしてエントリーをしたとしても、必ずその予測が当たるとは限りません。

騙しに掛かった場合や分析が外れてしまった事を想定して、思わぬ損失を防ぐためにも必ず損切りを設定しましょう。

勝てるトレーダーになるには、トレードをする以上、損失は必要経費と割り切れるようにならなくてはなりません。負けも許容しつつ、しっかりとリスク管理をして下さい。

パーフェクトオーダーは大きな利益が狙える魅力的の指標の1つだ

パーフェクトオーダーは、トレンドの比較的初動を狙える数少ない指標の1つです。

トレンドが続けばそれだけ大きな利益が狙えるのが1番のメリットでは無いかと考えています。

複雑な分析は必要とせず、移動平均線の順番を確認するだけでトレンドの初動に乗れるかもしれないのです。

もちろん精度の話をすると、これまでお伝えした通り、パーフェクトオーダーのみで判断するのは必ずしも良いとは言えませんが、パーフェクトオーダーが成立しているかの確認は、視覚的に見て取れますので、1つの目安としては優れた分析方法です。

パーフェクトオーダー成立時のトレンドの初動を狙うのは、騙しに掛かる可能性は確かにあります。

様々なテクニカルを取り入れて、精度を高めるのも良いですが、複雑にし過ぎると汎用性が無くなり、トレード機会の損失に繋がる恐れもあります。

損切りをしっかりと入れてリスクを限定的にするという事も立派な手法の1つですので、勝率に拘るよりも、利益を重視する考え方も大切です。

パーフェクトオーダーまとめ

ここまで、パーフェクトオーダーの基本的な話やメリット、トレードする際の注意点をお話ししました。

最後にパーフェクトオーダーのまとめとしてこの記事で書いた事をおさらいします。

パーフェクトオーダーとは、移動平均線が

  • 上昇トレンドでは上から短期>中期>長期の順番に並んだ状態を言う
  • 下降トレンドでは上から長期>中期>短期の順番に並んだ状態を言う

パーフェクトオーダーのメリットは、

  • トレンドを把握しやすい
  • トレンドの初動を狙え、大きな利益が期待できる

トレードの注意点は、

  • パーフェクトオーダーの成立を確認してからエントリーする
  • 移動平均線の角度も確認する
  • 「頭と尻尾はくれてやれ」の気持ちで欲張り過ぎない

パーフェクトオーダーは、トレンドの初動を狙える数少ない指標の1つです。

プラスアルファの分析を必要としたり、リスク管理が大切になりますが、移動平均線の順番を確認すると言った視覚的に確認しやすいものですので、ハードルは決して高くありません。

トレードの際には是非パーフェクトオーダーを意識して見てみて下さい。これまでと違った相場の見え方、気付きがあると思います。

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