相場の天底・セリングクライマックスとバイイングクライマックス

相場の天底・セリングクライマックスとバイイングクライマックス

相場の転換点として、チャートに表れるパターンにセリングクライマックスとバイイングクライマックスがあります。

セリングクライマックスは底値圏で、バイイングクライマックスは、高値圏で見られるチャートパターンです。

このセリングクライマックスとバイイングクライマックスは、チャートを後から振り返ると、如実に表れている場合が多いです。

これをリアルタイムで高確率で見つける事ができれば、いち早く相場の転換点を捉え、大きな利益を得られる可能性があります。

セリングクライマックスとは?

セリングクライマックスとは、sell(売る)のclimax(最終局面)を意味します。

悲観的な情勢や環境によって、投資家の多くが一気に売りを行うことで相場が暴落します。また、買いの投資家のストップロスを巻き込んで更に相場は下落します。

しかしながら、相場は下がれば必ず上昇を迎えますが、その下落から上昇に転じる場面、つまり下降一辺倒の最終局面をセリングクライマックスと言います。

買い手が不在で売りが更なる売りを呼ぶような大暴落相場には、必ずと言って良いほどチャートにはセリングクライマックスが現れます。

下がった相場は必ず底打つことを考えると、売り浴びせられた相場は買いのチャンスでもあります。

下落相場では、最終局面になると売り圧力を上回る買い圧力が掛かります。そこで、上昇に転じると、売りポジションの利益確定の買いが入ったり、逆張りトレーダーが一気に買いを仕掛けて、相場は上昇に転じます。

セリングクライマックス
セリングクライマックスの例

バイイングクライマックスとは?

バイイングクライマックスとは、buy(買い)のclimax(最終局面)です。

単純に言うとセリングクライマックスの逆パターンです。

市場の動向に好材料があれば、買いが多く入り、相場が上昇します。売りトレーダーのストップロスも巻き込んで上昇圧力が高まります。

しかし必ず天井はあり、上がった相場は下落するもの。天井を付けて、下降に転じる場面をバイイングクライマックスと言います。

バイイングクライマックス
バイイングクライマックスの例

sellとbuy クライマックスは判断できるのか?

セリングクライマックスとバイイングクライマックスは、後からチャートを見ると、あの局面がクライマックスだったんだと分かります。

あの場面で仕掛けられていたら、一気に大きな利益を上げられたのに…と思いますが、リアルタイムで見ていると、一体どこが相場が転換する最終局面かということを判断するのは非常に難しいものです。

しかし、述べたように「上がった相場は下がる」「下がった相場は上がる」という原理原則があれば、必ずどこかのタイミングでクライマックスを迎え、転換する場面がやってきます。

リアルタイムでの値動きの中でクライマックスを雰囲気や感覚で掴み取る相場観は非常に大切で、大きな利益を得られるチャンスとなります。

仮説を立ててセリングクライマックスとバイイングクライマックスを掴む

リアルタイムで相場を見ながら、どこがセリングクライマックスなのか、はたまたバイイングクライマックスなのか、はっきりと分かる術は残念ながらありません。

相場に100%は無いのです。

セリングクライマックスと思って、ロングを仕掛けると、再度安値を伺うかもしれませんし、本当にクライマックスなのかも知れません。

相場に100%が無い以上、トレードと言うのは、常に仮説を立て確率が高い方に仕掛けるものですが、これはセリングクライマックスやバイイングクライマックスでも同じ事です。

表と裏を考えていては、身動きが取れなくなってしまいます。

反発しそうな動きをしている付近に、抵抗線や直近安値、ラウンドナンバー等の何か要因となるものはあるか?(反発すると見る根拠)

反発しなかった場合はどうするか?

予想通り反発した時はとうするか?

等々、チャートを観察する事が大切です。