FXでは「する」より「しない」というルールが多い
- 2019.08.02
- 2020.03.28
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今回は、FXのトレードルールについて記事にします。
FXトレードのルールというのは、人それぞれなのですが、最近ふと思った事が、「〜する」よりも「〜しない」というルールの方が多いと言う事。
これは、なぜかと考えた時に、「損失を出さない為」なのだと思いました。FXというのは、100%勝てる聖杯はありませんので、利益と損失の繰り返しになります。
それを繰り返す中で、損失以上に利益を出さなくてはならないのです。効率よくそれを実行する為にどうするべきかとなると、やはり無駄な損失を出さないという事になるので、「〜しない」というルールが多くなるのは必然でもあります。
FXで「〜する」というルールは何があるのか?

では、FXのトレードで「〜する」というルールは何があるのか考えます。
ここでは、個別のロジックでのトレードルールは置いておいて、全体的なトレードの話をします。
「〜する」というのは、
- エントリーする
- ロスカットを設定する
- 利確をする。 この3つです。
トレードを行う中で必ずしなくてはならない行動です。
あとは、それらを行う為の補助的な役割として、
- ラインを引く
- シナリオを描く
- 通貨の強弱を調べる
- ファンダメンタル分析
と言ったところです。
「〜する」に共通して言えるのは、トレードを行う為の必須の行動であること、そしてそれらを行う為の準備の行動であるということです。
FXで「〜しない」というルールは何があるのか?

一方で「〜しない」というルールには何があるか。
- ナンピンをしない
- 逆張りはしない
- 塩漬けしない
- ボラティリティが出ていない相場ではトレードしない
- 体調が優れない時はトレードしない
- 精神的に優れない時はトレードしない
- 負けをすぐに取り返そうとしない
- 指標の発表前後はトレードしない
- 資金に見合わないロット数でトレードしない
- 経済評論家と名乗る人物の話をアテにしない
- トレンドに乗り遅れたら無理に追い掛けない
- 上がるだろう、下がるだろうという希望的トレードはしない
- 根拠のないトレードはしない
ざっと挙げただけでもこれくらいはあります。
細かいのを入れると更にありますが、「〜する」よりも「〜しない」というルールの方が圧倒的に多いです。
これらに共通するのは、全て損失を出さない為の行動ルールであるということです。
これらは決して特別なルールではありません。当たり前の事でもあります。
この「〜しない」の多くを無視してトレードしている方は、FXで勝てていないのではないでしょうか?
あなたは如何ですか?
FXで「〜しない」は無駄な損失を回避する為の手段である
「〜しない」というのは、消極的でどちらかと言えばネガティブなイメージです。
ですが、不思議なことにFXトレードにおいてこの消極的行動は、大切な資産を守る行動なのです。
「待つも相場」「見るも相場」と言った投資の格言があるように、無理にトレードしないという事は勝つ為に必要なことです。
そのトレードの負けは納得できるものですか?
思い描いた通りのトレードでもし損失が出た場合、それは必要経費として割り切れます。ある意味納得できる事であり、さらに手法の改良にも繋がります。
ですが、納得できない負け、手法の改良に繋がらない負けがあります。それが、上記の「〜しない」ルールを無視して、損失を出してしまった場合です。
負けたくないの導火線に火が付きます。なぜなら、本来なら必要の無い損失であるからです。
負けた原因は明確。上記の「〜しない」ルールを破ったからです。
こうなると、熱くなってまた無理に仕掛けたり、ついついロット数が多くなってしまいがちです。
また損失。そして退場。これが投資の恐ろしさです。
まとめ
あくまで私の個人的なFXトレードでの「〜する」「〜しない」の行動ルールですが、参考になれば幸いです。
特に「〜しない」は、何回も言っているように、損失を出さない為の行動ルールです。厄介なのは、このルール破って損失を出した場合は、またルールを破って更に損失を上乗せしてしまうことです。
そして、損失では無く利益を上げた場合。たまたま上手く行ったことで大丈夫だと思い、次回も同じ様にルールを破ってしまうことです。
それでは投資は勝てません。
投資は決して、一発大逆転を狙ったり、一攫千金を狙うものでは無く、「長期投資」「複利運用」「分散投資」です。
この投資の三原則に基づいたトレードを心掛けて下さい。
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