イサムデルタFXの三角持ち合いからのブレイクトレードの優位性
- 2019.01.23
- 2019.10.09
- FX商材【 検証・評価 】
- イサムデルタFX, ブレイクアウト, マルチタイムフレーム分析, ライントレード, 三角持ち合い, 価値あり

この記事では、当サイトでも検証を行った「イサムデルタFX」で取り入れられている三角持ち合いからのブレイクトレードというロジックが相場に対して優位性があるのか?という事を書いて行きます。
優位性が無ければ、そもそも手法として成立せず、商材のロジックそのものが破綻します。
しかし、三角持ち合いからのブレイクアウトを狙うトレード手法と言うのは、利益を狙いやすいロジックです。
そう言う意味でも、イサムデルタFXはトレーダーとしての実力を向上させ、勝率を上げるための補助ツールとして良いと判断しています。
イサムデルタFXでは、さらに三角持ち合いからのブレイクに優位性を持つために、マルチタイムフレーム分析を用いて精度を高めているのが特徴です。
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三角持ち合いはチャートパターンの1種
三角持ち合いとは、チャートパターンの事を指しています。「トライアングル」とも言われます。
イサムデルタFXの「デルタ」は、三角州の別名としてデルタ地帯とも言われるように、三角の意味を持っています。
この三角持ち合いがチャートパターンとして現れた時は、チャンスとされています。何故なら、相場予測が非常に高い確率で行うことができる上に、相取るべき戦略が限定されているためです。


三角持ち合いとは、上記のように一本のトレンドラインと1本の水平ライン(レジスタンスライン又はサポートライン)で形成される三角形のチャートの指して言われます。
上記チャートでは、一目で三角持ち合い(デルタ)となっていることが確認できますが、これはラインが引かれてあるからです。
しかしながら、トレンドラインと水平ラインを除くと、なかなか見落としがちなのがこの三角持ち合いなのです。
レンジ相場の一つのチャートパターンであるBOX相場は二本の水平ラインで形成されているため比較的見つけやすいですが、三角持ち合いは、毎回角度の違う斜めのラインが必要となるため、見落としがちです。
イサムデルタFXはこのデルタ(三角持ち合い)を自動描画する『デルタインジケータ』と言われるMetaTrader4にインストールする専用ツールが付属していて、三角持ち合いを逃す事なく視覚的に確認できる仕掛けとなっています。
なぜ三角持ち合いはチャンスなのか?
イサムデルタFXで取り入れられているロジックの三角持ち合いからのブレイクアウト。
上値抵抗線を突破したら買い、下値支持線を突破したら売りという戦略は想像できるかと思います。
では、なぜ三角持ち合いが発生するのか、また何故トレーダーにとってチャンスなのかというところを解説します。
原則原理を知り、相場が三角に持ち合うことになる理由を知ることで、チャートの見方も変わってくるはずですし、イサムデルタFXのロジックの優位性についても理解できるのではないでしょうか。
三角持ち合いが発生する理由
三角持ち合いは、相場が上値抵抗線と下値支持線に挟まれながら流れ、次第に上下の値動きが細かくなることで生まれます。
そして最終的には抵抗線もしくは支持線を突破することで、どちらかに大きく値が動くというのが基本です。
相場と言うのは、買いが強ければ上昇し売りが強ければ下降するのが原則です。
上値抵抗線と下値支持線に挟まれた相場の値動きが細かくなるのか?それは、買いの圧力と売りの圧力が拮抗している状態にあるからです。
つまり、三角持ち合いが発生する背景には、買い手と売り手が相場の押し合いをしており、その勝敗が決していない状況にあります。
その為、抵抗線と支持線の間で相場が流れるのです。

抵抗線または支持線突破で一気に動く理由
三角持ち合いからのブレイクの基本は、抵抗線突破なら買い、支持線突破なら売りです。
三角持ち合いは、買いと売りの圧力が拮抗していて、どっちつかずの状態にあるのですが、それが何かをキッカケに均衡が破れどちらか一方の圧力が強まります。
それは、買い(または売り)圧力が撤退したのか、加勢が入ったのか、要人発言があったのか、決着が着いたのか、理由はその時々により様々です。
拮抗していた売り買いのバランスが崩れると、その方向へ大きく動くことになります。
買い圧力が勝ると上値抵抗線を突破し上昇しますし、売り圧力が勝ると下値支持線を突破して下降します。
三角持ち合いには3つのパターンがある
三角持ち合いには、下記の3つのパターンが存在します。
- 上昇ライン+上値抵抗線
- 下降ライン+下値支持線
- 上昇ライン+下降ライン
上昇ライン+上値抵抗線
上昇ライン+上値抵抗線の三角持ち合いのパターンは、上値はほぼ変わらず水平ライン、一方で下値は切り上がりながら変動するパターンです。

このチャートパターンが見られた時は、抵抗線を突破しそのまま上昇していく傾向にあります。
下降ライン+下値支持線
下降ライン+下値支持線の三角持ち合いのパターンは、下値はほぼ変わらず水平ライン、一方で上値がは切り下がりながら変動するパターンです。

このチャートパターンが見られた時は、支持線を突破しそのまま下降していく傾向にあります。
上昇ライン+下降ライン
上昇ライン+下降ラインの三角持ち合いのパターンは、上値の切り下がりと下値の切り上がりを伴いながら変動するパターンです。

このチャートパターンが見られた時は、どちらに傾くか予想は難しいです。素直に突破した方向へついて行くのが良いです。
イサムデルタFXは三角持ち合いにさらに優位性を高めた手法
イサムデルタFXのロジックは、この記事のテーマでもある三角持ち合いからのブレイクを狙う手法です。
その為に、ラインを自動描画するツールが付属していて、見逃しやすい三角持ち合いを視覚的に確認できるようになっています。
しかしながら、イサムデルタFXの三角持ち合い(デルタ)のブレイクを狙うロジックは、マルチタイムのトレンドラインが生み出す三角持ち合いをブレイクでエントリーを仕掛けるという手法です。
一つの時間足の中で生み出される三角持ち合いのブレイクを狙う手法はこれまで説明した通りであり、優位性のあるチャートパターンの一つとして有名ですが、イサムデルタFXのロジックである長い時間足もトレード材料に加えながら、環境認識を行うのはより確実性が増すと思います。
イサムデルタFXのインジケータの中身
イサムデルタFXのインジケータは、MetaTrader4専用となっています。インストールすることでチャート上に表示されます。
インストールが初めてという方も、マニュアル内で詳細な説明がありますのでご安心ください。
イサムデルタFXのインジケータは、5つのアイテムで構成されています。
DeltaラインL・・・4時間足のチャートから引かれるトレンドライン。大局認識に重要。
DeltaラインS・・・15分足のから引かれるトレンドライン。トレードのタイミングを計る。
Deltaサイン・・・5分足チャートに表示される売買の目安となるサイン。(詳しくは後述)
Delta EV・・・仕掛けの方向の判断や、決済の目安に利用する水平ライン。相場状況に応じてラインの切り上げ、切り下げを自動で行うので、含み益を持ちつつ損切りラインを切り上げていく等のトレードが可能。
Deltaメーター・・・相場状況を数値化したメーター。トレンド状況や強さの確認ができる。
イサムデルタFXは、以上の5つのインジケータから相場状況を判断し、三角持ち合いからのブレイクを狙います。
必要な情報は専用のインジケータから得られるようになっています。
相場の大局を認識するイサムデルタFXのロジック
イサムデルタFXの具体的なロジックは、5分足チャート画面上に描画される4時間足のトレンドライン(DeltaラインL)で相場の環境認識を行い、15分足のトレンドライン(DeltaラインS)の三角持ち合いからのブレイクを狙います。
環境認識を行った上でのブレイクを狙いますので、一つの時間足に捉われた三角持ち合いより確度は高まります。
この環境認識をしつつ、DeltaラインSによって三角持ち合いを見つけられるというのがイサムデルタFXの最大の特徴じゃないかと思います。
Deltaサインは目安 仕掛けは裁量判断
Deltaサインは発生でエントリーというわけではなく、あくまでチャンスであるお知らせとして捉えて下さい。
サイン通りに全てにエントリーしては勝率は上がりませんし、勝てません。
サイン発生でチャートを確認し、仕掛けはチャート状況から判断します。
基本はラインブレイクしたのを確認してからのエントリーですが、出遅れた場合には押し目や戻りも狙うことも可能です。
順張りのトレンドフォロー手法としての汎用性は高いと思います。
トレンドラインが自分で引ける人はイサムデルタFXは不要
イサムデルタFXの最大のウリは、マルチタイムのトレンドラインを自動描画するところにあると私は思っています。
有効なトレンドラインは、意識されやすいポイントとなり、相場転換の一つの重要な局面となります。
そう言った理由から、DeltaラインLとDeltaラインSが自動描画されるのは、トレードの手助けになると思いますが、自身でトレンドラインが引ける方というのは、自分で引いたライン以外は信じないという職人気質がところがありますので、イサムデルタFXは不要でしょう。
一方で、ラインは引けないがライントレードを始めたい人にイサムデルタFXはおすすめです。
当然、最終的に自身でラインを引けるようになるに越したことはありませんが、ライントレードの入り口として有効だと判断します。
イサムデルタFXの著者であるイサム氏は、一貫してライントレードに拘りを持っている人物です。
そう言った人がどのようなラインを引くのかというところは非常に勉強になりますので、そう言ったことも考えながらラインを意識していると、ライン引きの感も培われます。
また、マルチタイムフレームでの三角持ち合いのトレードは、非常に興味深い手法でもあります。
ラインは、ブレイクアウトのみならず、押し目や戻り、レンジ相場ではライン内での逆張りも有効であり、様々な局面で役立つものです。
もちろん、ラインを引いたからと言って直ちに勝てるようになるわけではありません。それは、イサムデルタFXでもそうです。
矛盾するようですが、イサムデルタFXはマルチタイムでのトレンドラインを自動描画し、それによって視覚的に環境認識できる点が優れていると思います。
よって、イサムデルタFXのマニュアル内のトレード手法含め、如何にしてもそのラインを有効に活用することができるかが肝になります。
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