クラウドファンディングでAIを活用した株価や仮想通貨の予想システムの開発

クラウドファンディングでAIを活用した株価や仮想通貨の予想システムの開発

AIを活用した株価や仮想通貨の予想システムの開発資金をクラウドファンディングで調達

人工知能(AI)開発のベンチャー企業のファントムエーアイ(東京・渋谷)が、AIを活用した株価や仮想通貨の予想システムの開発に乗り出します。

開発資金の調達は、出資の見返りに未公開株を渡す株式型クラウドファンディング。

株式型クラウドファンディングは、2015年に改正金融商品取引法で解禁されました。

調達額が年1億円未満に規制されていますが、ファントムエーアイは今回ほぼ最大額となる9,990万円の調達を目指します。

ファントムエーアイ株式会社 基本情報

所在地:東京都港区麻布台

設立:2017年

代表者:荻野 調

ホームページ:https://phantom-ai.com

事業内容:「Phantom AI 週間ビットコイン予報」をICOプロジェクトとして実施するとともに各国に眠るAIや金融工学の研究者の予測アルゴリズムを広く使えるようにするPAI Tokenプラットフォームの構築を目指す。

同社は兄弟会社の財産ネット株式会社が開発した「PhantomAIエンジン」の技術を広める目的で設立された。

代表はVCでの経験や事業の提携・投資・Exit・立ち上げ・売却等の経験が豊富で、2015年にAI × Financeの財産ネット株式会社を設立、2017年同社を設立した。

また、2017年11月には、ICOトークン1億円相当のボーナス付与を付与するCOOおよびCTOを募集したことでも話題を集めた。

引用:start finder

AIトレードの可能性

AIとは、Artificial Intelligenceの略で訳すと人工知能です。

あらかじめ入力されたプログラムに従った動きしかできないのがロボット。AIはあらかじめ入力されたプログラムに加え、さらに学習をして自発的に発展して行きます。

FX取引を人口知能(AI)が判断するアプリが登場』でも紹介していますが、AIトレードは昨今非常に注目されている分野です。

https://www.freestyle2.net/archives/12434

アメリカ ニューヨーク州に本社を置くゴールドマンサックスでは、2000年には600人のトレーダーによって売買していました。

しかし、2017年にはトレーダーが2人とコンピューターエンジニア200人によって売買されるまで、コンピューターがトレーダーに取って代わってトレードする時代となっています。

AIトレードの1番のポイントはやはり、ディープラーニングによる学習機能にあると思います。

短時間で莫大なデータを取り込むことができ、それを分析します。到底人間の能力では太刀打ちできませんし、忘れることや勘違い、ミスがありません。

データを正確にアウトプットすることができ、それが相場の予測に活かされるのです。

そしてもう一つ。感情がないことです。

人間のトレードは、平常心を装っていても少なからず感情に左右されてしまいます。

支配する感情によって、相場の見え方が違う事もあります。時にはそれが良い方向に向かう事もありますが、大抵悪い結果となります。

しかしAIトレードには感情がありません。その日の体調や気持ちの浮き沈みがなく、良くも悪くもトレードに影響することはありません。

ゴールドマンサックスほどでは無くとも、AIを利用しているファンドや証券会社は多くあり、今後は更に増えていくでしょう。

AIトレードは発展途上である

ではAIトレードをすると、簡単に資産を増やせるか?と言えば決してそうではありません。

FXをはじめとする投資方法の主流はAIに取って代わるのか 】でも紹介しているように、

システムが大量のインプットを基に何を根拠に判断を下したのかを理解するのは、ほぼ不可能であるということです。

AIならではの課題ですが、どの情報をどのように認識してインプットし、トレードにおける判断を行ったか?というところがわかりません。

https://www.freestyle2.net/archives/12845

また、感情がないところが良い点でもあり悪い点でもあります。

つまり、『怖さ』がないというところです。

人間のように怖いという感情があると、危なそうな場面ではトレードを自重することができますが、AIではその場面でもトレードの判断を下せばトレードを実行します。

時にはそれが大きな損失に繋がる可能性も秘めています。

AIを駆使したヘッジファンドが閉鎖

AIが決して万全ではないということが分かる記事がありました。

Bloombergによると、AIを駆使したヘッジファンドがわずか2年弱で閉鎖に追い込まれたということです。

サンフランシスコに本社を置くセンティエント・インベストメント・マネジメントは、2016年遅くに開始したAIファンドを清算する方針を投資家に伝える。と報じています。

誕生したばかりの人工知能(AI)を使ったヘッジファンドの世界で、犠牲者が出そうだ。初のAIファンド失敗例かもしれない。

サンフランシスコに本社を置くセンティエント・インベストメント・マネジメントは、2016年遅くに開始したAIファンドを清算する方針を投資家に伝える。事情に詳しい関係者が明らかにした。

このファンドの運用資産は1億ドル(約111億円)未満で、17年は4%のプラスリターンを上げたが、今年は利益が出ていないと関係者の1人は語った。

同ファンドは機械学習やいわゆる進化的アルゴリズムなどのAI技術を駆使して世界の株式を売買。相場上昇にも下落にも対応できる中立の戦略を採用していた。

センティエントのジェフ・ホルマン最高投資責任者(CIO)はコメントを控えた。

出典:Bloomberg  AI駆使したヘッジファンド、2年弱で閉鎖

また人工知能、AIと科学的な技術を売り文句にした投資詐欺もありますので注意してください。

関連記事:投資詐欺のキーワードは安全・確実・高利回りの3つ

今後ますます発展、話題となるAIですが、未知なる可能性を秘めていることは確かです。

しかしながら、未知である分、決して万全ではない事も念頭に置いていただきたいと思います。