FXで80%の人は損をしている⁉︎その3つの原因とは?
- 2016.03.01
- 2020.01.03
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ご存知でしょうか?実はFXでは80%もの人が損をすると言われいるのです。
一概に80%もの人が負けていると言えど、為替相場は様々な局面がありますし、展開的にも個々で得意な場面やそうでない場面がありますので、短いスパンで見ると80%という数字はどうなのか?というところもありますが、長いスパンで見れば80%の人が負けているということはあながち間違いのないところだと思います。
少なくとも、勝つ人より負ける人のほうが多いのは事実です。
FXは勝つ人よりも負ける人の方が多い理由は?
その原因は何なのでしょうか?簡単にこれだ!と断言することは難しいですが、考えられる大きな原因を3つ挙げていきたいと思います。
スワップポイント狙い
スワップポイント狙いとは、通貨を取引した際に2国間の金利の差額をスワップポイントとして受け取る事ができると言うものです。
例えば、日本の金利が1%、アメリカの金利は5%だと仮定します。日本の通貨である「円」を持っていた場合には、1%の金利しか付きませんが、アメリカドルを持っていた場合には5%の金利が付くことになります。
アメリカドルを持つには円を売ってドルを買うことになり、日本の金利とアメリカの金利の差である4%分が保有しているアメリカドルに付きます。
スワップポイント狙いの場合、円と絡めて取引する方が大半ですから、円高局面になると含み損を抱えることになります。
トレードスキルによるもの
FXは投資であり、決してギャンブルではありませゆから、トレードスキルの向上というものが長いスパンで見て勝つためには、必要不可欠です。
一つ一つのトレードを見ると、当てずっぽうでも勝てる時はもちろんありますが、上がるか下がるかは所詮50%なのです。
しかし、FXはスプレッドという形で手数料が取られますので、単純にリスク・リワード(損益比率)が1:1ですと勝率50%では負けです。
しかしどこで損切りするか、利益を確定させるか?ということで、勝率が50%を切っても利益を上げることができるのもFXであり、そのあたりの見極めというのは、やはりトレードスキルが大きく影響して来ます。
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メンタル面
このメンタル面がFXで勝つか負けるか大きなポイントであるという意見もあります。
当然、誰もが好き好んで損失はしたくないと思います。その結果、損切りの判断は遅れがちで含み損を膨らませてしまう一方で、利益は確実に手に入れたいという思いから早めに決済してしまうということがあります。
いわゆる損大利小のトレードとなり、こうなるとどうしても勝率を上げないと利益を上げることができなくなります。また、損失は早く取り戻したいという思いから、焦ったトレードになってしまい、再び損失を出すという負のスパイラルに陥ってしまいます。
トレードルールをお持ちの方もおられると思いますが、多くの方はなかなかそのルールが守れません。
ルールに合致しない時にもポジションを持ったり、解釈を都合の良いように変更したりして無駄なトレードをしてしまいます。
トレーダーはリスクラバー的な資質があるのか?にも書きましたが、中にはポジションを持った時のドキドキ感を求めてトレードを繰り返すという行動に走る方もおられるようです。
FXで負けている方というのは、多くがこの3つのどれかに当てはまっていると考えられます。
しっかりと自身のトレードを見つめ、例えばトレード日記や記録を付けることで見えてくる事があります。
勝った、負けただけでなく、どんな根拠でエントリーしたのか?手法は?通貨ペアは?時間帯は?等々を記録することにより、勝率の高い手法や低い手法が見えてきますし、大きく取れる手法や小さな利益しか取れない手法等が明らかになってきます。
勝率と損益比率のバランスの悪い手法を排除するだけで成績は改善しますし、直すべきポイントが明確になります。
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