個人投資家が株取引の利益30億円の申告漏れ

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Evernoteに保存Evernoteに保存
  • 1

先日の記事では、株式会社クロスリテイリングの代表を務めるFX-Jinこと山口孝志氏が脱税の疑いで在宅起訴をされた事件を取り上げましたが、その事件が明るみになる少し前には、このような記事がありました。

『<所得税法違反容疑>株取引利益申告漏れ 投資家告発 大阪』

大阪の個人投資家が株取引で得た利益30億円を申告せず脱税をしていたという事件です。

【 FX-Jinこと山口孝志氏が脱税の疑いで在宅起訴 】

FX-Jinこと山口孝志氏が脱税の疑いで在宅起訴
FX-Jinこと山口孝志氏が脱税の疑いで在宅起訴されました。 山口孝志氏は、クロスリテイリングの会長を務めており、当サイトでもいくつかクロ...

個人投資家が約2年間の株取引で30億円の利益

2015年3月25日のyahoo!ニュースでこのような記事がありました。

<所得税法違反容疑>株取引利益申告漏れ 投資家告発 大阪 ◇

大阪国税局が大阪地検に  株取引で得た約30億円の利益を申告せずに脱税したとして、大阪国税局が大阪府門真市の水野新投資家(43)を所得税法違反の疑いで大阪地検に告発していたことが24日、分かった。

「アベノミクス」による株価上昇の恩恵を受けて多額の売却益があったとみられる。

約30億円の申告漏れは、大阪国税局が摘発した所得税法違反事件で過去2番目に多い。

関係者によると、水野投資家は2012~13年の2年間にインターネットを利用した株取引で約30億9000万円の所得があったにもかかわらず、故意に所得税の確定申告をせずに約2億1000万円を脱税した疑いがもたれている。

無申告加算税を含めた追徴税額は約2億6000万円となる見込み。

水野投資家は約15年前から個人で株の売買を始め、国内の上場銘柄を中心に年間約2万回の取引を繰り返していたという。

水野投資家は「株の投資資金をできるだけ多く確保したかった」と話しているという。

12年に8295円(最安値)だった日経平均株価は同年12月の第2次安倍内閣発足後、経済政策「アベノミクス」によって円安・株高が進み13年末には1万6000円台まで上昇した。

国税庁によると、13年は全国で前年の3倍の約66万人が株の売買などで利益があった。

出典:yahoo!ニュース

たった2年間で30億円の利益です。元の資金はわかりませんが、いったいどのような運用方法なのでしょうかね。

FXでの過去の高額脱税

株取引での税率は、10%となっていたこともあり、所得に対して脱税額が小さいです。ですが、FXは2011年まで最大で50%の税率でしたので、納税の負担も大きく、脱税額も巨額となっています。

皆さんの記憶に新しいのは、池辺雪子さんではないでしょうか?

最近では、FXでの大きな脱税のニュースは聞きませんが、これは税率が20%に統一されたことで、きちんと税金を支払う人が増えたのと、レバレッジ規制に伴い、一攫千金的に大きく儲ける人が減った事が要因と思われます。

FXの高額脱税を見ますと、2005年には、3.9億円(10.8億円)、2.5億円(7.5億円)、1.4億円(4億円)、7000万円(2.1億円)と高額脱税が相次ぎ、2006年には、1.6億円(4.5億円)、7000万円(2億円)と高額な脱税事件が起きています。※()内は、所得金額。

脱税一覧

脱税で起訴されるとほぼ100%有罪判決

裁判所の司法統計によると、平成25年に第一審において所得税法違反及び法人税法違反で有罪となった件数は159件、無罪となった件数は2件、公訴棄却等が0件で、有罪率は98.8%となっています。

内訳をみると、実刑判決は70件(43.5%)、執行猶予判決は89件(55.3%)、無罪は2件(1.2%)となっています。このことから、執行猶予が付される可能性が比較的高い傾向にあるとは言え、ほぼ100%有罪判決を受けることを見ると、検察側も確かな確信を持って、捜査に踏み切っていることが伺えます。

また脱税で罰金刑となった場合でも罰金が納付できなければ労役上留置と言う名の懲役が待っています。

山口孝志氏(FX-Jin)や株で儲けた30億円の申告漏れの水野新氏も執行猶予が付く可能性はありますが、どうやら有罪判決を受けることはほぼ間違いなさそうです。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Evernoteに保存Evernoteに保存

フォローする