政策金利は為替レートを動かす要因の一つである

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その国々の政策金利というのは、FXをする上で為替レートを動かす要因の一つとなりますし、スワップに関わって来ますので、ある程度の知識というのは必要となります。

この記事では政策金利について、また、政策金利が為替レートに与える影響について解説していきます。

政策金利とは何か?

政策金利とは、その国の中央銀行が民間銀行にお金を貸し出す時の金利を言います。

金利は変動しますが基本的な考えとして、国の景気が良くなると金利が高くなる、景気が悪くなると金利が低くなります。

また、その国の思惑によっても金利は変動します。例えば、景気を浮揚させようとすれば政策金利を低い利率にします。

民間銀行が個人、または企業にお金を貸し出す時の金利は、政策金利に左右されます。例えば政策金利が2%であれば、中央銀行は民間に3%で貸し出す、政策金利が10%であれば民間銀行は12%で貸し出すといった具合で、政策金利が低くなれば民間銀行が民間に貸し出す金利も低くなり、政策金利が高くなれば、それに合わせて民間銀行の貸出金利も高くなります。その金利差が民間銀行の儲けになります。

政策金利を低くすれば、民間銀行の金利も下がり、個人や企業がお金を借りやすくなります。個人では、金利が安いから家を買おう、車を買おうとしたり、企業では設備投資をしようという動きが活発になります。

そうすると、市場にお金が周りますので、購入されたものを販売している企業が儲かります。企業が儲かると、一般的に社員の給料が良くなりますので、消費に繋がり景気が向上するだろうというのが狙いです。

FXのスワップポイントは政策金利が反映されている

FXをしていると”スワップポイント”という言葉を聞いたことがあると思います。

スワップポイントとは、金利差調整分とも呼ばれる2国間の金利差から得られる利益のことです。つまり、日本円のような低金利通貨を売って、豪ドルのような高金利通貨を買うと、その金利の差額を受け取ることができるのです。

例えば、日本円のスワップ金利が0.1%、豪ドルのスワップ金利が2.0%とします。日本円を打って、豪ドルを買うことで、金利差は1.9%分が毎日受け取ることができます。これは、1万通貨あたり、約47円となります。

逆に、日本円を買って豪ドルを売ると、金利差はマイナス1.9%となり、1万通貨あたり毎日約47円が引かれることになります。

スワップポイント運用

FXトレードは必ず一つの通貨を買い、一つの通貨を売ります。政策金利が高い通貨というのは、スワップポイントが高くなりますので、政策金利の低い通貨を売って政策金利の高い通貨を買うことで金利差が生じ、通貨単位によって上記のようにスワップポイントが毎日付きます。

このスワップポイントを目的として取引するトレード方法をスワップポイント運用と言われています。

政策金利の変動はFXにも影響する

各国の政策金利は、その国々の政治や経済状況を反映しているとも言えます。また、そういった状況は常に変化しますので、政策金利も常に一定ではなく変化します。

では、政策金利が変更されるとFXトレードにおいてどのような影響があるのでしょうか?

その答えは簡単です。

政策金利を銀行の金利と考えてください。A銀行とB銀行があり、どちらも金利を2.0%としていたところ、A銀行が金利を上げ4.0%としました。するとあなたならどうしますか?

A銀行にお金を預けますよね?これがFXでも同じで、政策金利があがれば、多くの方がその通貨を保有しようとします。より多くの金利を得ることができるためです。

FXでは”通貨の保有=買い”ですから、その国の通貨は高くなります。通貨高です。

一方で、政策金利が下がれば受取れる金利が下がることになりますから、「この通貨はいらない」ということで通貨が売られ、通貨安が起こります。

政策金利発表は重要指標である

政策金利の変動でその国の通貨レートは大きく動きます。その為、各国の政策金利の発表はFXにおいて非常に重要な指標となります。

その政策金利の発表は、突然行われるものではなく、あらかじめ立てられたスケジュールに則って行われますが、市場予想通りに行くのか、サプライズがあるのかは発表されるまでわからず、特にサプライズがあったときは、レートは敏感に反応します。

中でも、世界経済の中心であるアメリカの政策金利は大きな意味を持ちます。米FOMC政策金利発表がそれにあたり、2016年7月28日(木)に発表されます。

以下は、2016年3月現在の各国の政策金利です。参考にしてください。

順位 利率
1 ブラジル  14.27
2 ロシア  11.0
3 トルコ  7.5
4 南アフリカ  7.0
5 インド  6.75
6 インドネシア  6.75
7 アイスランド  6.0
8 中国  4.35
9 フィリピン  4.0
 10  メキシコ  3.75
 11  チリ  3.5
 12  マレーシア  3.25
 13  ニュージーランド  2.25
 14  オーストラリア  2.0
 15  ムーマニア  1.75
 16  ポーランド  1.5
 17  タイ  1.5
 18  韓国  1.5
 19  ハンガリー  1.2
 20  香港  0.75
 21  アメリカ  0.5
 25  日本  0.1

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