ステイブルバイナリー【検証・評価】

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ステイブルバイナリー商品イメージ

youchuui

ステイブルバイナリーは、投資に関連する多くの書籍を出版している山本有花さんの商材です。

カリスマ主婦トレーダー』として有名なトレーダーですので、そのお名前を聞いたことがあるという方も多いと思います。

また、そのネームバリューでこのステイブルバイナリーが気になっている方も多いようで、今回検証のご依頼をいただきましたので、ステイブルバイナリーを取り上げてみたいと思います。

因みにステイブル(Stable)とは、『安定』と言った意味があります。

ステイブルバイナリー 商品情報

ステイブルバイナリー商品イメージ

商材名: ステイブルバイナリー

販売者: 株式会社グロースシステムズ

返金保証: 無し

販売価格: 9,800円

販売ページ: 現在販売中止

ステイブルバイナリー 概要

ステイブルバイナリーは名前にも付いていますように、バイナリーオプションを対象とした商材です。

バイナリーオプションで人気のGMOクリック証券の「外為オプション」に特化したツールで、シグナルが表示されますので、表示された方向にエントリーするのみとなっています。

もし負けた場合は、倍の金額を掛けてマーチンゲール手法を取り入れ、一勝でそれまでの負けを取り戻して利益を出す仕組みとなっています。

元々、私はバイナリーオプションは、相場のわずかなブレに結果が左右される為、ギャンブル性が強いものだと思っていますが、マーチンゲールを取り入れることで、よりリスクが増大します。

その理由をご説明していきます。

マーチンゲールとは?

ステイブルバイナリーは、マーチンゲール手法が採用されているとお伝えしました。

一部では、確率が2分の1の場合はマーチンゲールは必勝の手法だと取り上げられています。

ステイブルバイナリーが対象にしているGMOクリック証券の「外為オプション」は当たりハズレの確率は2分の1ですが、果たして倍掛けのマーチンゲールは必勝法と言えるのでしょうか?

マーチンゲール法というのは、簡単に言うと勝つまで倍賭けするという、古くから伝わる有名なギャンブルの賭け方です。

GMOクリック証券の「外為オプション」に当てはめると、負けるとゼロで勝つと掛け金が二倍になりますよね。

勝率は、『上がるか下がるか』ですので2分の1。最初に1万円でエントリーし、勝てば1万円の儲け。負けた場合は、次に倍掛けの2万円でエントリーします。

ここで予想があたり勝てば4万円返ってきて一見2万円のプラスに思えますが、、負けトレードの1万円があります。今回のトレードと合わせて、計3万円掛けて4万円のバックですから、1万円の儲けとなります。

もし2万円のエントリーでも負ければ、また倍の4万円でエントリーします。今までの掛け金の合計は、1+2+4=7万円となり、4万円のエントリーで勝てれば8万円のバックですから、儲けは1万円。

このようにして、勝つまで続ければ、必ず1万円勝てるという方法がマーチンゲールです。このような手法を取り入れているのが、ステイブルバイナリーでもあります。

ステイブルバイナリーの実践結果

ステイブルバイナリー購入者の実践結果をご紹介します。

1.マーチンゲールなしでシグナルに従った場合 結果・・・38勝48敗 (10回負け越し 勝率44.1%)

2.マーチンゲールを1回のみ行った場合 結果・・・56勝30敗(26回勝ち越し 勝率65.1%)

3.マーチンゲールを2回行った場合 結果・・・71勝15敗(56回勝ち越し 勝率82.5%)

実際のチャートにステイブルバイナリーをセットして、そのシグナル表示と照らし合わせて検証した結果のようです。

特に2と3の結果を見て、勝敗で見ると大きく勝ち越しているから凄い!!と思われた方、まんまと数字のトリックに嵌ってしまっています。

この数字がそのまま販売ページに書かれていたとすると、購入してしまうでしょうね。それでは、数字のトリックについてご説明していきます。

勝率82.5%でも負け越し!?

まずは、1の場合。これは、単純にマーチンゲールを取り入れていませんので、同額でエントリーして行くと、負け越し回数×掛け金=負け金額となります。

例えば、一回のエントリーを100円で行った場合、勝ちが38回ですので、100円×38勝=3,800円。これが儲けの金額です。

一方負けは48回ですので、100円×48敗=4,800円。

トータルは3,800円(儲け)−4,800円(損失)=−1,000円ですね。

次に2のケース。26回も勝ち越して勝率も65.1%と問題がないように思えます。

しかし、単純に2,600円の儲けという訳には行きません。このケースでは、負けた場合はマーチンゲールを一回のみ行い、もしそれで負けたら諦めるということです。

1敗した場合、次は倍掛けとなって2回目のエントリーは倍の200円となります。その上で、30敗しているというとは、(100円+200円)×30敗=9,000円。これがケース2の損失額となります。

一方勝ちの方は、56勝ですから、100円×56勝=5,600円となり、ケース2の儲けは、5,600円。

マーチンゲールをしているので、ケース1よりも勝率は上がってはいますが、トータルで見ると、3,400円の損失となります。

ケース3は、71勝15敗で勝率82.5%と驚異的な数字に見えます。計算方法はケース2とほぼ同じですが、ケース3は2回までマーチンゲールを発動しますので、(100円+200円+400円)×15敗=10,500円。

負けの総額は10,500円となります。一方で、勝ちは71回ありますので、100円×71勝=7,100円の儲けとなります。

トータルは、7100円(儲け)−10,500円(損失)=−3,400円となります。

勝敗で見ると、56回勝ち越して勝率も82.5%となっていますが、マーチンゲールを2回行っていますので、金額ベースで見るとマイナスとなっているのです。

ただし、この検証は、あくまでマーチンゲール無し、1回のみ、2回のみと条件を付けた結果です。

倍掛けマーチンゲールは理論上、連敗しても次の勝負で勝てば、トータルでプラスにすることができます。

無限に掛け続けることが可能という特殊な条件下であれば、勝つまでマーチンゲールを行えば良いのですから、勝率を100%にすることは可能です。

しかしながら、資金的な問題やGMOクリック証券「外為オプション」は上限金額も50,000円と決められていますので、無限に掛け続けることは不可能です。

ステイブルバイナリーはマーチンゲールを5回までに限定

無限にマーチンゲールをすることは不可能というのは先程お伝えしました。

ステイブルバイナリーでも、勝つまで無限にかけ続けろとは言わず、マーチンゲールは5回までと限定しています。

GMOクリック証券「外為オプション」のエントリー上限金額が50,000円である事を踏まえると、出だしとなる始めのエントリーの上限は1,500円となります。

1回のマーチン3,000円、2回目6,000円、3回目12,000円、4回目24,000円、5回目48,000ですね。

この金額でトレードを行うと、5回目までのマーチンで勝つと1,500円の儲けとなります。

しかし、5回目のマーチンでも勝てなければ…1,500円+3,000円+6,000円+12,000円+24,000円+48,000円=96,500円の損失となります。

96,500円を取り返そうとすると、96,500円÷1,500円=約64。つまり、一回失敗すると、64連勝しないとプラマイ0に持って行けないのです。

この間に再びマーチンに失敗すると、ということです。上がるか、下がるかの二者一択で6連敗がありえるのか?と思う方もおられるかもしれませんが、断言しますが十分にあり得ます。

ステイブルバイナリー 評価

ここまで、マーチンゲールのリスクを中心にご説明して参りました。

資金が干拓にあって、上限金額も決まっていないのであれば、倍掛けのマーチンゲールが必勝法となるかもしれません。

しかし、多くの方は干拓に資金がないはず。

さらに、利用するGMOクリック証券「外為オプション」自体にエントリーの上限金額が定められていますので、例え資金が豊富であったとしても、限界があります。

そう言った事も踏まえて、業者自身も上限金額の設定をしているのかも知れません。

いずれにせよ、ステイブルバイナリーを手に入れたところで、資産を右肩あがりに増やすことは不可能だと思います。

たった一回のマーチンゲールの失敗で64連勝する必要があるのですから。それでもあなたは、魅力を感じますか?

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