「アマチュア投資家は、いつでも運用を休める」という言葉から見えるもの

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東洋経済ONLINEに非常に貴重で有意義なコラムがありましたのでご紹介します。

オフィス・リベルタス代表であり、経済コラムニストの大江英樹氏が執筆されたものです。”「勝てないアマ投資家」には何が足りないのか ファンドマネージャーが持てない武器を使え”というタイトルで、勝てるアマ投資家と勝てないアマ投資家の違い、そこから鋭く切り込んで、ファンドマネージャーにはできず、アマ投資家だからこそ得られるアドバンテージについて書かれています。

私が、感銘を受けた文言、是非とも共有したい文言を抜粋してご紹介します。

大江英樹氏 略歴

  • 1952年 大阪府生まれ
  • 大手証券会社で25年間にわたって個人の資産運用業務に従事
  • 確定拠出年金法が施行される前から確定拠出年金ビジネスに携わってきた業界の草分け的存在
  • 日本での導入第一号である、すかいらーくをはじめ、トヨタ自動車などの導入にあたってのコンサルティングを担当
  • 2003年からは大手証券グループの確定拠出年金部長、2015年からは企業年金連合会の「確定拠出年金継続教育実践ハンドブック検討会」の座長を務める
  • 独立後は、「サラリーマンが退職後、幸せな生活を送れるよう支援する」という信念のもと、経済やおかねの知識を伝える活動をおこなう
  • CFP、日本証券アナリスト協会検定会員
  • おもな著書に『自分で年金をつくる最高の方法』(日本地域社会研究所)、『知らないと損する 経済とおかねの超基本1年生』(東洋経済新報社)など

「勝てないアマ投資家」には何が足りないのか
ファンドマネージャーが持てない武器を使え

アマチュア投資家が、「投資のプロは一体どう相場を考えるのだろう?」「ここから何をどうやって売買すればいいか」、といったことを知りたくなるのは当然である。

しかし、プロの運用者が必ずしも正しい投資判断をするとは限らない。

実際にファンドマネージャーが運用するアクティブファンドでも、市場平均を下回る成績しか出せていない投資信託もたくさんある。

運用の世界では必ずしもアマはプロに勝てないというわけではないのです。

私は過去40年間で何万人もの個人投資家を見てきましたが、別に職業的に投資をしているわけではない彼らが、投資信託などより、かなり上回る運用成績を上げているという例を数えきれないぐらい見てきました。

投資しようと思っている会社の財務内容を分析したり、その会社に出かけて行って経営者や現場を見たりすることはとても重要なことであり、それができるのがプロである。

情報量ということで言えば、アマは逆立ちしてもプロが得る情報量にはかなわない。

ではなぜ、そんなに豊富な情報量を持っているプロでもアマに勝てないなどということが起こるのでしょうか。それは「プロはどんな状況になっても常に運用し、動き続けなければならない」のに対して「アマはいつでも運用を休むことができる」ということだからです。これが個人投資家が持つ最大のアドバンテージである。

個人投資家が最もやってはいけないことはプロの真似であり、「無理をすること」、「焦って行動する」ことである。

引用:東洋経済ONLINE 【「勝てないアマ投資家」には何が足りないのか
ファンドマネージャーが持てない武器を使え】

如何でしょうか?

投資の格言に「休むも相場」という言葉があります。話題になるのは、株やFXで一攫千金の類の話が多いのでどうしても短期間での結果を求めがちですが、投資で重要なことは、退場しないことです。

相場が不安定なとき、現状の相場が自身のロジックでうまく行かないとき、体調が悪いとき、気分が乗らないとき…無理に運用する必要性は決してありません。

そういったときの結果は不思議と「負け」です。

「アマはいつでも運用を休むことができる」このことを肝に銘じて堅実な資産運用をしていただきたいと思います。

引用記事:

「勝てないアマ投資家」には何が足りないのか
ファンドマネージャーが持てない武器を使え【東洋経済ONLINE】

参考:

オフィスリベルタス