中国で史上最大で最悪のポンジスキーム事件発生!被害総額は約1兆円!

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Evernoteに保存Evernoteに保存
  • 0

中国で史上最大で最悪と言われるポンジスキーム事件が発生しました。被害者は中国全土の約90万人、被害総額は76億ドル(約9200億円)というものです。

【関連記事】

ポンジスキームとは?投資詐欺5つの手口

資産運用会社MRIインターナショナルを巡る事件簿

ポンジスキームとは?投資詐欺5つの手口
2015年9月9日に容疑者が逮捕された100億円以上の投資詐欺がありました。その手口は、「月1%の利息口座がある」と嘘の投資話を持ち掛け、お...
資産運用会社MRIインターナショナルを巡る事件簿
記憶に新しいMRIインターナショナルの投資詐欺事件。事の発端は、日本の顧客から投資資金を集めていた米金融業者のMRIインターナショナルが資産...

ポンジスキーム詐欺で1兆円近くがパー。中国詐欺史上最大

中国最大のP2P金融プラットフォーム「e租宝(Ezubao)」が76億ドル(約9185億円)を詐取した疑いで幹部21人が逮捕されました。被害者は中国全土の投資家90万人と見られており、被害額、被害者数ともに中国史上最大。被害者数では世界最大のポンジ・スキーム詐欺となります。

新華社通信によると、すでに2人は警察に自白したとのこと。親会社の鈺誠集団の張敏(Zhang Min)元会長自らが、「あれは完全なポンジ・スキームだった」と認めているとの報道もあります。

投資詐欺はバブル中国で今、大問題になっています。銀行預金は低利、不動産相場も不安定、株市場は低迷中…となればお金が流れ着く先は限られています。

それにつけ込む詐欺も増加傾向にあり、昨年は金融詐欺の国内総被害額がなんと240億ドル(約2兆8980億円)を超えました。

詐欺の多くは、借り手と貸し手をマッチングするP2P金融です。個人投資家と起業家をつないだり、街金より安い金利で個人に貸して回収できるサービスで、「銀行より手数料が低い」のが売りです。

租宝の場合、投資は年利9-14.6%で返ってくるっていう約束だったのですが、リスク管理担当Yong Lei容疑者の自供によれば、サイト(現在は閉鎖)に掲載された投資対象の事業の95%は真っ赤なニセモノ! 内情は単に新規投資家から掻き集めたお金を既存投資家に回すという原始的手口で自転車操業しているだけだったそうです。

同社は昨年12月に警察の捜査が入って事業凍結に。幹部は引きずられるように車に連行され、オフィスの前では投資家が金を返せと拳を振り上げました。まさか時計を巻き戻して古い投資家から新しい投資家に順番にお金を戻す…というわけにもいきません。

戻すどころか、1兆円近いお金のほとんどは悪用されてしまったとのこと…。たとえば丁宁(Ding Ning)会長から張敏元会長のもとには1個1200万元(約2億2300万円)以上もするダイヤモンドの指輪を含め、10億元(約184億円)以上の金品が渡っていました。

経済記事冒頭の「一枚1200万的粉钻戒指、一块5000万的绿色翡翠、5.5亿现金」という文字に怒りが滲んでます。

source:GIZMODO

90万人がだまされて被害額は9100億円以上、前例のないオンライン詐欺が発生

資金を運用し、利益を配当金として還元する」という名目でお金を集め、実際には新しく出資した投資家のお金を古株の投資家に渡すことで資金運用を行っているかのように偽装するポンジ・スキームが中国国内で発覚しました。中国国内の約90万人が被害に遭い、被害額は合計で590億香港ドル(約9162億円)にものぼる「中国史上最大のオンライン詐欺」と報じられています。

今回見つかったポンジ・スキームは、中国最大のソーシャルレンディング企業の「Ezubao」が行っていたもの。Ezubaoは2014年7月に設立し、設立当初に資金調達のための大規模な宣伝活動を実施していました。「社内のさまざまなプロジェクトに対する投資を募って、投資家に年間売上の9%から14.6%を還元する」という名目で資金を集めていましたが、実際はプロジェクトの大部分が偽物で、新規の投資家から集めたお金を以前からの出資者に渡してあたかも資金運用を行っているかのように偽装していたとのこと。

Ezubaoの子会社の前社長を務めていたZhang Min氏は「Ezubaoのやっていることは完全にポンジ・スキームです」と語り、Ezubaoの上層部は当初から詐欺行為を認識していたと明かしています。Ezubaoの設立者であるDing Ning容疑者は、子会社の前社長のZhang氏に1億3000万香港ドル(約20億円)のプレゼントを贈ったり、1200万香港ドル(約1億8600万円)のピンクダイヤモンドの指輪や、5億5000万香港ドル(約85億円)の現金を贈ったりして、被害者から巻き上げたお金で豪勢な暮らしを送っていたそうです。

中国では2016年の経済政策の優先課題として、習近平国家主席が2015年12月の中央経済工作会議で「経済危機管理」を掲げたことと、中国の政治・法委員会がインターネット上の不法取引を廃絶すると宣言したことから、中国警察が2015年12月からEzubaoの捜査を開始。投資家が使っていたPCから、ポンジ・スキームに巻き込まれた人を次々と発見し、設立者のDing容疑者を含む、少なくとも21人の逮捕に至ったとのこと。

Ezubao社内では経済政策発表後にポンジ・スキームを継続できなくなり、上層部が1200冊以上の会計簿を80枚のビニール袋に分けて、アンホイ地区郊外の地中に埋めて証拠隠滅を図っていました。しかし、中国警察は埋められた証拠を掘削機2台で20時間以上かかって掘り出したそうです。中国警察は今後、Ezubaoの集めた資金がどのような経路をたどっていったのかを捜査していき、さらに被害者に詐欺被害の詳細を聞き取る予定とのことです。

source:Gigazin

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Evernoteに保存Evernoteに保存

フォローする