ポンジスキームとは?投資詐欺5つの手口

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ポンジスキーム 投資詐欺

2015年9月9日に容疑者が逮捕された100億円以上の投資詐欺がありました。

その手口は、「月1%の利息口座がある」と嘘の投資話を持ち掛け、お金を集めてポンジスキームで出資者に配当を充てるという方法です。

ポンジスキームの仕組み

ポンジ・スキームとは、詐欺の一種で、「出資してもらった資金を運用し、その利益を出資者に(配当金などとして)還元する」などと謳っておきながら、謳っていることとは異なって実際には資金運用を行わず、後から参加させる別の出資者から新たに集めたお金を(やはり運用せず)以前からの出資者に“配当金”などと偽って渡すことで、あたかも資金運用が行われ利益が生まれてそれが配当されているかのように装うもののこと。

出典:Wikipedia

以前当サイトでも取り上げましたMRIインターナショナルの事件もポンジスキームを利用した投資詐欺です。

▶︎▶︎ 資産運用会社MRIインターナショナルを巡る事件簿

資産運用会社MRIインターナショナルを巡る事件簿
記憶に新しいMRIインターナショナルの投資詐欺事件。事の発端は、日本の顧客から投資資金を集めていた米金融業者のMRIインターナショナルが資産...

つまり、出資者から集めたお金は初めから運用するつもりはありません。初めは集めたお金で、約束通りの配当を支払い信じ込ませます。

そうすることで新たな出資者を集い、その出資者から集めたお金も配当に充てるという謂わば初めから自転車操業です。

ある意味初めから破綻を運命付けられた手法ではありますが、運営側はしばらくしたら計画的に破綻させますので、出資したお金が返還されることはありません。

ポンジスキームという名前は、チャールズ・ポンジという20世紀初頭の詐欺師の名前に由来します。

ナスダック・ストック・マーケット元会長のバーナード・マドフ氏が運用するファンドも同様の仕組みで、500億ドル(約4兆5000億円)を集めたとされており、史上最大の詐欺事件といわれています。

兵庫県で発生したポンジ・スキーム事件、被害総額は108億円超!

後を絶たないポンジスキームでの投資詐欺ですが、最近では兵庫県で容疑者が逮捕されました。

「1%の利息口座がある」嘘の投資話で現金詐取 容疑の女2人逮捕 

被害総額100億以上か 兵庫県警”銀行の「裏口座」に預ければ高配当が得られるなどと嘘の投資話を持ちかけ、女性から現金3千万円をだまし取ったとして、兵庫県警は9日、詐欺容疑で、兵庫県西脇市の化粧品販売会社役員、藤原道子(60)=住所不詳=と、知人で元洋品店経営、中安ゆかり(71)=同県姫路市香寺町溝口=の両容疑者を逮捕した。

県警は2人の認否を明らかにしていない。

県警によると、被害者は平成20年11月以降、兵庫県を中心に、大阪、京都、埼玉など8府県に少なくとも約480人。

被害総額は約108億円に上る。県警は被害はさらに増えるとみて捜査を進めている。

逮捕容疑は共謀し25年7~8月、姫路市内の銀行駐車場などで、中安容疑者の客だった同市内の看護師の女性(66)に「亡き母が銀行の立ち上げ株を持っており、特別枠の預金運用ができる。

元本は保証されていて今は月1%の利息だ」と嘘を言い、4回にわたって現金計3千万円をだまし取ったとしている。

県警によると、被害のうち数十億円は被害者への配当に充て、残りのうち数億円は藤原容疑者が私的に利用したとみられる。

県警は9日、藤原容疑者が経営する化粧品販売会社を家宅捜索した。

事件をめぐっては、県内外の主婦ら約100人が、「銀行の裏口座に預ければ高配当が得られる」と持ちかけられ現金をだまし取られたとして、藤原容疑者に計約10億2700万円の損害賠償を求め、神戸地裁姫路支部などに提訴している。

出典:産経ニュース

“県警によると、被害のうち数十億円は被害者への配当に充て…”この部分から読み取れるように典型的なポンジスキーム詐欺です。

こうして事件になった記事を読むと、大抵の方は『そんな旨い話あるはずがない』と思うのでしょうが、こうした詐欺は後を絶ちません。

詐欺が成立するのは、騙されてしまう方がいるからですので、あなた自身が被害者にならないよう、くれぐれもお気をつけ下さい。

実は投資詐欺の95%はポンジスキームと言われており、その手口は5つ。相手の手口を知っているだけで投資詐欺の被害から守ることができます。

投資詐欺 ポンジスキーム5つの手口とは?

ポンジスキームの手口

高利回り

ポンジスキームでは一般的な利回りで勧誘することは極僅か。何故なら、集めたお金で利息を払う必要がありますし、そもそも普通の利回りを謳っていては、瞬間的にたくさんのお金を集めることができません。

一般的な投資信託や銀行の利回り等々と比較してかけ離れている配当を提示された場合は疑うようにしましょう。

毎月配当金が支払われる

毎月配当にすることもポンジスキームの特徴と言われています。

疎遠になると不安になって来る方もおられるので、定期的に出資者と接触することで、詐欺かも?という不安感を出させず、逆に信頼を得ることが狙いです。

少額から投資が可能

投資詐欺の被害に合われた方は、初めから大金を投資している訳ではありません。少額を出資し、相手を信頼してしまいどんどんと大金を出資してしまうのです。

初めの一歩を踏み込んでしまうと、それ以降は心理的ハードル低くなります。

それがまさに詐欺師の狙いで、少額でも出資させることで、繋がりができ、条件通りの配当を支払うことで信頼を得て、出資額の上乗せを狙うのです。

元本保証

出資法で元本保証は禁止されています。ですから、元本保証を謳う投資案内は疑って掛かるべきです。

投資信託の契約ではなく、金銭消費貸借契約等のお金の貸し借りだから元本保証ができるというデタラメな勧誘をしてくる場合もありますので、元本保証と貸借りというワードには注意が必要です。

紹介手数料が高い

投資詐欺は、紹介者に手数料を払います。これがまた高額です。

紹介する側(私たち一般人)は、実際に配当を得られ、さらに紹介手数料も貰えるならと、良心で友人等に紹介するのですが、実は詐欺の加担をしてしまうことになります。

誰かを紹介するとたくさんの金額を貰える、利回りが上乗せされるようなものにはご注意下さい。

冒頭でも言いましたがポンジスキームは、初めから自転車操業で、ある意味初めから破綻を運命付けられた手法です。

初めからあなたの資産を詐取することが目的ですので、上記5つの手口のどれか一つでも当てはまる投資を持ちかけられた場合は、投資詐欺を疑うべきです。

また、このようなポンジスキームは、数年経って明るみになるケースが多いのも特徴ということも頭に入れておいて下さい。

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